FFFインストラクター試験2009 |
先日、4月2日~5日の4日間に渡ってFFF(フェデレーション・オブ・フライフィッシャーズ)の公認インストラクター試験が静岡県御殿場市『東山湖』で行われた。 日本でこの試験が行われるのは、昨年に引き続き、2回目となる。 FFFの本拠地アメリカを始め、カナダ、デンマークの3カ国から3人のBOG(ボード・オブ・ガバナー)を向かえ、本国とまったく同じ形式で正式な資格認定のテストが行われたのである。 私は前回、MCCI(マスター・インストラクター)の試験を受け、失敗してしまった。 今回こそはなんとしても合格したい。 私と2人の友人は2日の早朝、とんでもない強風の中、名古屋を出発。 「こんな強風の中、試験を受けるのはひじょうにマズイ。今回も駄目かもしれない・・・」 お互いに日頃の行いの悪さゆえだと、責任をなすりあいながら目的地へ向かうが、風は一向に収まる気配を見せないどころか、かえって強まっている様子。 絶望感イッパイの中、車を進めると、なんとあろうことか、もう直ぐ御殿場と言うところでふと気がつくと、それまで折れんばかりに揺れていた高速道路の植え込みや山の木々がピタリとその動きを止めていた。 奇跡と言うのはこのことを言うのだろう。御殿場では風はほとんどおさまっていた。 私は日頃信心深いほうではないのだが、このときばかりは神仏に感謝!! ―――結果はと言うと。 私はありがたいことに今回は合格することができ、日本人初のTHCI(ツーハンド公認インストラクター)とMCCIを取得と言うことになった。 試験官のDenies Maxwell(彼女はスペイ・ファンならおなじみ、数年前惜しくも他界されたMike Maxwellの奥さんである。)とLasse Karlssonもまるで自分のことのように喜んでくれた。 こちらは前回MCCIを取得、今回はTHCIを受験、見事合格し、私と同様THCIとMCCIの2つの資格を有する初の日本人インストラクターとなった名古屋のプロショップ『ワチェット』の鈴木寿さん。 こちらの試験官はRick William。 彼はアメリカのサケ・マス類の再生プロジェクトを手がける生物学者でもあり、フライショップのオーナーでもある。 この日受験した方々とこの試験のオーガナイザー、東知憲氏と記念撮影。 写真右から3人目のオレンジ・キャップの方はこのとき私と同様、MCCIに合格された大阪のプロショップ『ドラグフリー』の筒井さん。 こちらは以前ご紹介させていただいた、愛知県三好町のメガネ店『ウィンク』の鈴木英嗣君。 彼もCI(キャスティング・インストラクター)を受験、見事合格した。 その他多くの方がCIの資格を採ることができた。 その中にはプロショップのオーナーや店員、雑誌編集者なども含まれており、今後このプログラムの輪の広がりに大きな期待が持てる。 デンマークから初来日のLasse Karlssonは雑誌『フライフィッシャー』の付録DVDのためにデモンストレーションも行ってくれた。 今回、MCCIを取得できたことはたいへん嬉しいことなのだが、同時にたいへんな責任が生じたことを痛切に感じた。 別れ際、Deniesに言われたことが強く、そして重く私の心に響いた。 「今、この時からがあなたの学びの出発点です。あなたはこれから多くのことを学ばなければならない。」と・・・・。 |
by hiroshi_okada1
| 2009-04-08 01:51
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